ADXとDMIはトレンドの強さと方向性を判断できる為替インジケーターです。DMIはトレンドの方向性、ADXはそのトレンドの強さを表す指標で、為替テクニカル分析派の定番インジケーターです。 この二つをセットで使うと、トレンドの方向性だけではなく、トレンドの強さも同時に判断しやすくなります。二つのインジケーターの考え方も非常にシンプルで、為替をトレードする上で非常に役に立つ為替インジケーターなので、活用しましょう。

DMIとADXの概要

ADX、DMIとは

ADXはAverage Directional Movement Indexの略で、日本語で平均方向性指数、DMIはDirectional Movement Indexの略で、日本語では方向性指数と呼ばれています。 二つともJ・ウエルズ・ワイルダー・ジュニア氏によって開発され、1978年に「New Concepts in Technical Trading Systems」(和訳版:ワイルダーのテクニカル分析入門)にて発表されました。 ADXは価格トレンドの「強さ」を測定する指標で、DMIはADX、プラス方向インディケーター(+DI)とマイナス方向インディケーター(-DI)、三つのインジケーターによって構成される複合インジケーターです。

二つのインジケーターの見方と特徴

このインジケーターの組み合わせはトレンド系の方向性指数としてよく利用され、順張りのトレードに適したインジケーターとして知られています。 ADXは市場のトレンドの強さを示してくれる指標で指標で、0から100で表示されます。この値が大きい程、相場のトレンドが強いと言えます。 ADXが40以上であれば非常に強いトレンドであり、20以下であればトレンドが無い、もしくはもみあい相場である判断できます。上昇しますとトレンドが発生し、逆に下降ですと、トレンドの終わりを表すことです。しているとトレンド中で、下降してるときはそのトレンドが終わり、ということでした。 DMIとADXを組み合わせして使う場合、トレンドの方向性を判断するだけではなく、そのトレンドの強さも判断できるようになりますので、単発にそれぞれ使うよりは組み合わせた使い方のほうは多いようです。

使用上の注意点

  1. ADXはあくまでもトレンドの強さを示すもので、この指標自体は方向性指標ではないということを留意する必要があります。つまり、上昇はトレンドの発生のことで、これからの価格の上昇を示すものではありません。
  2. ADXとDMIについて色々な考え方があり、トレーダーによって使い方もかなり違いますが、ここであくまでも一般的に言われている使い方を取り上げます。さらに詳しく知りたい場合、ワイルダー氏の原作の和訳版「ワイルダーのテクニカル分析入門」をご参考してください。

VTでADXとDMIを設定する方法

VTでデフォルトのままでの使い方

ADX、DMIの計算式自体はとても複雑ですが、VTでは既にデフォルトでADXとDMIを装備していますので、初期設定のままでも簡単に利用できます。

ADXとDMIの場所

チャート画面 > (右クリック)インディケーター追加 > アベレージ・ディレクション・ムーブメント・インデックス(ADX) > 追加

チャート画面 > (右クリック)インディケーター追加 > ディレクショナル・ムーブメント・インデックス(DMI) > 追加

EURJPY1
ADX
DMI
EURJPY
これでADXとDMIがチャート画面に追加され、使えるようになります。

ADX/DMIのカスタマイズの仕方

customize-ADXDMI
VTでは、ADXとDMIについて下記のようなカスタマイズができます。
  1. インジケーター定数、期間の変更
  2. 各線の色、ライン幅、線の様式を変更することができます。
  3. DMIの水平線の数値、色、ライン幅、線の様式を変更することができます。
  4. インジケーターの重ね表示
1-3についてユーザのお好みと経験で自由に設定することができますので、慣れてきましたら、ぜひ自己流でカスタマイズしてみてください。 ここで特にオススメしたいのは4の複数インジケーターの重ね表示の機能です。 先ほど完成したチャート画面は三つに分かられています:通常のチャートの部分、インジケーターADIの画面、インジケーターDMIの画面。 このチャートでインジケーターADIとDMIを重ねて、同じフレームに表示させることによって、下記の図のようにさらにシンプルに見やすくなります。

まとめ

ADXとDMIは、トレンドの方向性と強さを判断できる為替インジケーターです。 このインジケーターは、VT上で一度設定を行うと、トレンドの方向性と強さを判断しやすいです。順張りのトレードの定番インジケーターなので、もし、まだ利用していなければ、あなたも活用しましょう。