今日海外フォーラムで大人気の順張り裁量取引手法の一部を紹介したいと思います。

海外のFXトレーダーの溜まり場である『ForexFactory(以下、FF)』で「As simple as possible:00 level trading(最大限シンプルにした取引手法:00 level trading)」というスレッドがありました。 2014年6月に立ち上げられたこのスレッドは、5ヶ月で既に350万回のプレビュー数を記録し、2万件以上のコメントが寄せられています。

取引できる時間は無限ではない。だからこそ取引を絞る必要がある!

スレッドの発起人であるUdine氏は過去にも取引ノウハウを公開しており、シンプルな取引手法と実績で人気を呼んでいましたが、その後目の病気を治療するため(長時間のPC作業が原因だという)、一旦本来のトレードスタイルを取りやめ、パレートの法則(※)的な考え方で、より短時間かつ集中的な取引手法に変更したようです。


【パレートの法則】80:20の法則とも呼ばれている。FXにあてはめると、利益の8割は実は2割の取引が生み出している。よって利益をさらに伸ばすには全ての取引時間帯や全通貨ペアに目を向けるより、2割程度の取引に的を絞ってトレードを行う方が効率的であるという考え。

 今回Udine氏は、インディケーターを利用した裁量取引手法を新たに構築した。さらに利用上の21の取引自主ルールもFFで公開し、トレーダーと共有しました。 350万回以上のプレビューを集めた人気の理由は、そのシンプルさと堅実さで、リターンの最大化よりリスクの最小化を重視する成熟型のトレーダーの共感を呼んだのではないかと思われる。  

「00 level trading」とその実行ルールとは

さて、この00 level tradingとは一体どのようなものか?21の取引ルールの中から一部を紹介したいと思います。 1. 基本の基本、順張り。トレンドに乗ってトレード。 現在のプライスが日足オープン時より高ければ、いまは上昇トレンドと判断し、ロングのポジションしか取らないこと。逆に、プライスが日足オープン時より低ければ、下降トレンドと判断し、ショートのポジションしかとらないこと。このトレンドを見つける為に1時間足を使用し、日足と1時間足が同じ色にならないと入場しないこと。

2. 主要マーケットがオープンする度に、マーケットに新たな資金が流れ込むため、相場の動きが活発になりやすい。つまり、ロンドン、NY、東京市場等マーケットオープン後の2時間はもっとも順張りに最適な取引時間である。時差のことなどからトレーダーは自分の生活スタイルでターゲットするマーケットを特定したほうが良い。

3. 重大ニュースがある通貨ペアについて発表前1時間と発表後の最低30分以内は取引しない

4. 一日の損切りは4回まで。ストップロスが4回もかかった日はもうそれ以上取引しない

5. 欲望に負けず、一日の目標値に達した時点でそれ以上取引しない

6. 利益確定(リミット)は5銭、ストップロスは10銭、マネーコントロールについては一日の目標値は口座資金の1%=10銭=5銭×2回のトレード ここで気をつけなければならないのは、ストップはリミットの2倍であること。つまり、通常のトレードにおいて1回の負けは2回分の利益が消化されるため、安易に入場した場合、例え7割の勝率があったとしても口座残が増えないので、ポジポジ病の傾向があるトレーダーに向いていないことを意識しなければならない。

7. 通貨ペア毎に1時間1取引のみで同じ注文を繰り返さない 例え、一回利益確定した後、先ほどのポジションと同じ条件で入場するチャンスがあったとしても、同じ時間足(1時間以内)で再び同様なポジションを取らないこと(恐らく極力リスクを抑えたいという考えからである)。ただし、新しい1時間足が出たあとは、全く新しい注文になるので、入場条件を満たしていれば同じポジションを取っても良い。

8. ADR(1日の平均値幅)が高い通貨ペア(ポンド/円、ユーロ/円、ポンド/豪ドル等)のみをターゲットにする 使用するのは日足、1時間足、グリッドインディケータ、ADRのみ。そしてチャート上には当日の指標カレンダーを表示させる。

懸念点

ちなみに、フォロワーからの「スキャルピングであれば、なぜもっと短い時間足で(5分足や15分足)取引しないのか」という質問に対して、Udine氏は「相場の変動と合わせて分析し、適切な判断の上、注文を仕掛けるには十分な時間を取る必要がある。いずれにせよ、目標は2回の取引で10pipsだけ獲得する事で、それを確実に実現できれば満足であり、敢えて慌てて注文して出入りする必要がない」と回答しました。

最後に、Udine氏は「トレードをする唯一の目的は利益を上げること」と述べた。つまりついつい取引したくなる、取引するために取引することは絶対避けてほしいと警鐘を鳴らしました。

同スレッドにはUdine氏がこれらのインディケーターを一つのファイルにまとめており、無料でダウンロードが可能となっています。